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GO&DO通信

GO&DO通信 Vol.24 (相続対策)

当社では、相続対策に関するコンサルティングもしています。

10月5日に、「事前対策で安心した相続を。」というセミナーを開催します。

 

相続税対策の前に行うべきこと

相続対策のうちの1つが、相続税を軽減させる「相続税対策」と呼ばれるものです。最もポピュラーなものとしては、相続人への生前贈与、生命保険の活用等があります。

また、借り入れをして不動産を購入するという方法もあります。現金を不動産に換えるだけで、相続税を計算する際の財産の評価額が下がり、さらに借入金は負債としてマイナスの財産となることから相続財産を減らすことになり、結果的に相続税を減らすことができます。そのため、コンサルタント(銀行や不動産業者)の後押しもあり、実際に借り入れをし、不動産を購入して不動産賃貸を始める人は多くいらっしゃいます。

しかし、この方法にはリスクも潜んでいます。相続が起きたときに財産を受け取るのは子ども、相続税を支払うのも子ども、そして引き継いだ借金を返済するのも子どもなのです。借金返済期間中、不動産収入が保証されるわけでもありません。相続税を支払う際の資金の確保も必要です。子どもからすると、借金付きの不動産は負担になる場合もあるのです。

 

相続では、争わない相続にする対策、「争族対策」も必要です。うちは争うほど財産は無いからと安心してはいけません。実は、裁判所への調停申立で争いとなっているケースの半分は、相続税がかからないケースなのです。遺産分割がスムーズにいくように、遺言書の作成や民事信託(家族信託)契約をお勧めしています。

 

対策を行う前に「家族会議」をしましょう

相続対策を実行する前に、親子で「家族会議」をしておくことをお勧めしています。どの財産をどのように子の世代に残していきたいのか、親としての考えを子に伝えてください。

そして相続税が現状だとどのくらいかかり、対策をすることでどの程度減らせるのか、そしてその対策がベストなのかを検討して、しっかり話し合ってください。

そうすれば、渡す側、もらう側の双方が納得する対策をすることができ、後々トラブルを防ぐことができるのです。

相続税対策を安易に考えると、残された子にとっては悲劇を招く結果にもなりかねません。相続対策には数々の方法があります。当社の相続セミナーに参加されてみてはいかがでしょうか。個別相談もおこなっています。